海上釣堀で青物を釣る確率を上げるには青物の好物を知り、そして人より多くの引き出しを持つことだ。
今回は、私の『引き出し』の一つを公開したいと思う。
天然青物の胃袋に入っている好物
船釣りで大量に釣った天然青物を捌いてきたから分かることがある。
その大量の青物の捌く際に、胃袋を毎回確認していると青物の好物が徐々に分かってくる。
そして青物の好物が分かっていれば、海上釣堀で他の釣り客を出し抜くことができるのだ。
青物の好物を分かった上で、他の釣り客が持っていないエサがあれば、釣果アップに繋がる可能性が高くなる。
そして、このエサを使っている釣り客を私自身あまり見たことがないところがかなりの強みになる。
※この情報は2023年1月までは非公開にしていましたが、教えて欲しいとの問い合わせがあまりにも多いため公開することにしました。
まわりの釣り客が見向きもしないエサとは
ズバリ『イカ』です。
イカエサは青物が釣れるイメージがあまりないかもしれないが、天然青物のを捌くと胃袋からイカが出てくることがよくある。
イカは想像以上にエサとして優秀なのだ。
青物の好物を知っている漁師は昔からイカに似せたイカベイトで漁を行っている。
ルアー釣りでもイカをイメージしたルアーなどもあるくらいイカは青物が大好物のエサの一つなのだ。
青物が釣れるイカは甘みがないものを選ぼう
イカの種類は複数ある。
・紋甲イカ
・ケンサキイカ
・ヤリイカ
・ホタルイカ
・コウイカ
・スルメイカ
・アオリイカ
・アカイカ
このなかでも海上釣り堀で青物が釣れるイカと釣れないイカがある。
見分け方は味に甘みが少ないものがおすすめ。
海上釣り堀で青物に効果的なイカの種類
結果として下記のエサになる。
・紋甲イカ
・ケンサキイカ
紋甲イカはスーパーで見かけることが少ないため、無いときはケンサキイカを使っている。
紋甲イカを見つけたら切り身にして冷凍保存をしておけば安心である。
切り身にして長期間冷凍していると、『冷凍焼け』することがあるので空気に触れないように冷凍保存する工夫が必要だ。
イカの加工方法
厚さは5mm、幅2cm、長さ6~7cmくらいのサイズに加工しよう。
サイズを小さくすれば真鯛、シマアジ、イサキなども喰ってくるので、イカは万能エサなのである。
イカエサのハリの付け方
基本的なハリの付け方は、ハリが見えないように付けることだ。
時にはハリを気にせずチョン掛けでもアタリがでる。
ハリが見えていてもアタリはあるが、真鯛・シマアジ・イサキなどを狙うならハリは隠すように付けた方が良い。
仕掛けを回収する際にイカエサがクルクル回るようエサの付け方は、魚が警戒してしまうので注意しよう。
イカエサでの青物の誘い方
イカエサは青物の好物なため、誘わなくても喰ってくる。
とは言え反応がないこともあるので、反応がなければ誘いも必要だ。
青物は動きがあるものに喰いつく確率が高いので、アタリがなければ誘いを掛けてアピールしよう。
1.ノーシンカーでゆっくり落とす
オモリなしのノーシンカーでネット際をゆっくり落とすときにアタリことも良くある。
ときには生簀の中央に投げ、ネット際に寄せながら狙うとアタルことも多い。
2.遠投して早巻きをする
できる限り遠投し底まで落とした後に高速早巻きする。
その際に青物が追いかけて喰ってくることがある。
トラブルにならないように他の釣り客の邪魔にならないように配慮しよう。
早巻き中に中層あたりで一度止めて喰わせの間を作るのも良い。
この釣り方はジギングフィッシングをしたことがある方にはイメージしやすいかもしれない。
3.回収時は早巻きストップ
海上釣り堀では、仕掛けの回収時に素早巻きをして表層あたりでいったん止めることを毎回こころみて欲しい。
回収時に仕掛けに青物が追ってくることが頻繁にあり、その青物を喰わせれることがある。
その追ってくる青物を釣るためには、そのまま仕掛けを回収せずに表層で一旦住掛けを止めて喰わせの間を作ってあげること。
ぜひ参考にしてチャレンジしてみよう。
まとめ
青物を狙うなら一般的な活きアジ・イワシなどでも有効だが、他の釣り客があまり使っていないようなエサを使うこともおすすめ。
そのなかでもイカエサは喰いが良く、エサのローテーションに加えて欲しい。
私はこのイカエサで何本もの青物を掛けているが、同じような釣り方をしている他の釣り客をあまり見掛けたことはない。
引き出しを増やせば青物を釣り上げる確率は格段に上がる。
海上釣堀では青物を必ず釣れる方法はありません。
青物を釣る確率を上げるために、引き出しを増やすことが重要だ。
引き出しを増やすために、是非イカエサを試して欲しい。