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海上釣り堀で青物を必ず釣り上げるための秘訣とは!?半年間の実釣結果

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青物の時合いは基本的に青物放流時となる。そこでクジで外れると1日青物が釣れない・・・。

『今日は青物の活性が悪かった・・』
『潮が悪くて・・、水温が低かったから・・』
『名人に釣られてしまった・・』

こんな言い訳をしてしまうことは良くあるし、もちろん私も体験済みの言い訳だ。

そんな運頼みの釣り方では必ず青物を持ち帰ることができない。この記事を書くきっかけになったのが、昨年末に自作エビエサ希望されたYさんから正月用に必ず青物を釣り上げたいとの相談を受けたからです。

『最初にカツオなどで青物を狙ってから、真鯛に移行というのは危ないですか?』

ちょうど青物狙いで朝イチのカツオを5回ほどチャレンジしていたところだが、実績がなくおすすめはしませんでした。ただ気持ちとしては必ず青物を持ち帰りたい時期ですし気持ちは分かります。

必ず青物を持ち帰りたい!朝イチのカツオで青物を狙ったらどうなる!?

その願いを検証するにはチャレンジ5回のデータでは不十分のため2019年前半はYさんに報告できるように実釣にて試してみることにした。そしてこのような重要な質問を貰った以上必ず青物を持ち帰る方法を練ることにした。

2019年上半期 青物のみの釣果

・2019年1月上旬 ビッグカンパチ1本 ワラサ3本
・2019年1月下旬 ブリ1本 カンパチ1本
・2019年2月中旬 ブリ1本 カンパチ1本
・2019年3月上旬 ワラサ(メジロ)2本
・2019年3月上旬 青物ボウズ(初ナイター挑戦)
・2019年3月中旬 カンパチ3本 ワラサ(メジロ)1本
・2019年4月上旬 ブリ1本 ハマチ1本
・2019年5月上旬 ブリ1本 ワラサ(メジロ)2本

上記の釣果を見るとほぼ毎回青物を釣り上げることができている。3月のナイター初挑戦時はいつもの釣り方では通用せず惨敗したが、一般的な海上釣り堀では100%青物を釣り上げることができた。

経験者であればこの結果が運では不可能なのは分かると思う。私自身上級者と言えないが、ここまで安定して青物を釣り上げることができたのは確率を上げるための工夫をしているからなのである。運任せでは青物を必ず釣り上げることはできない。

ただし今回はテクニックは使わないこと。誰でもできる釣り方を検討してみた。

海上釣り堀で青物を必ず釣り上げるための3つのポイントとは!?

青物を確実に釣り上げるには間違いなく『定番のエサ』は大事です。それに加えて『定番エサ以外にも注目すべし!』です。そして、『どのエサ』を『どのタイミング』で使い『どの棚』を狙うのかが大切

3つのポイントをまとめると『エサ』『タイミング』『棚』になる。

1つ目のポイント『棚は基本全て固定』で検証

・棚は約6.5mにセット。水深8m~13mの生簀。

今までの経験上、釣果が多い棚に合わせてみる。

2つ目のポイント『狙うタイミング』の考査

・朝一開始10分
・モーニング終了後10分
・真鯛放流後
・青物放流時
・青物放流1.5時間後~終了までの間不定期に15分間

上記のタイミングのいずれかで毎回釣り上げることができている。ポイントは粘り過ぎないこと。一つのエサで粘ったり、青物ばかりに集中し無駄に時間を費やすと全体の釣果がダウンすることになる。

朝イチのカツオチャレンジ!

せっかくご質問をいただいたのですから、まずは半年ほど朝一のカツオを試してみることにした。

注意点としてはモーニングの時合いは短いため青物に集中し過ぎないようにし開始10分までとすること。結果は上記の釣果のうち2日4匹を釣り上げることができた。確率は悪いと思われるが、トータルの釣果アップに繋がっている。青物を毎回釣り上げるためには確率の積み重ねが大切だ。

【注意】朝イチの青物狙いはこっそりと
朝イチの青物狙いは他の釣り客から嫌がられることがあり、暗黙のルールで最初は真鯛狙いになっている。また、青物が掛かると真鯛のモーニングが狙えなくなるリスクがある。空気は読んでくださいね。

モーニング終了後・真鯛放流後の青物狙い

朝イチのモーニング真鯛・真鯛放流後の時合いが落ち着きアタリが遠のく時間帯がある。そんな時は無駄に時間を過ごすのは勿体ない。

状況に応じて活きエサやカツオを試してみる。結果は上記の釣果のうち稚アユ・稚ニジマスで4日6匹、カツオで1匹釣り上げることができた。

ここで青物放流以外でさらに確率アップとなった。

【注意】真鯛放流時は真鯛狙いがセオリー
朝イチのモーニングが終わると、その後は真鯛放流時がある。真鯛放流時は真鯛狙いがセオリー。ここで青物を狙うのは他の釣り客の迷惑になるためここだけは真鯛狙いに徹しよう。

青物放流時の狙い方

青物放流時は『カツオの切り身+心臓』または『活きアジ』などの活き魚を使っている。青物放流時は定番のエサが欠かせない。もちろん稚アユ・稚ニジマスなども有効だ。

青物放流後アタリが遠のいたら

この時間帯は真鯛・青物とも拾い釣りの時間となる。青物は気分屋なのであらゆるエサのローテーションを行いながら狙っていく。特に川魚の活きウグイ・稚アユ・稚ニジマスを使ったり、カツオ・イカ・キビナゴなどの生エサも良い。

とにかくローテーションを行い一つのエサで粘らないこと。

3つ目のポイント『エサの選択』

活きエサは青物狙いの基本。活きアジ、活きマイワシ、活きウグイなどは青物狙いの定番のエサ。その他には稚アユ、稚ニジマス、金魚、生簀外の小魚などがあり、そのエサの選択によって釣果が左右する。

稚アユ、稚ニジマスは時期物のためなかなか手に入らないが、釣具店で販売していたら必ず購入するようにしているくらいアタリが多いエサだ。理由は分からないが他の釣り客があまり持参していない活きエサにも注目して欲しい。ここだけの話、本当に良く釣れます。外れたことがありません!

その他のエサは、シラサエビ、キビナゴ、サンマ・サヨリの1本掛け、冷凍マイワシ、ウタセエビなども有効だ。

活きエサのアタリが多い順

稚ニジマス→稚アユ→マイワシ→活きアジ→生簀の外の小魚

あくまで私の中でですよ!

青物の活性を強制的に上げる方法

放流後暫くしても誰もアタリがなくダメかなと思ったら活性を上げるための秘策がある。常連客が良くやるサンマ1本をハリに掛け、上下左右させ青物を刺激する方法だ。

ハリにエサを付けて放置するだけではダメ!エサの動かし方などのテクニックはその日の青物の動きを見て行う。今回はこれ以上書くと話が長くなるので割愛します。

まとめ

青物を必ず持ち帰るためには『棚』をどこに合わせ、どの『エサ』をどの『タイミング』で使うかです。それによって釣果が変わってきます。ある程度経験が必要ですが、上記を参考にすれば意外に難しいことではありません。

今回の所感としては青物は安定して釣り上げることができたが、真鯛の釣果はダウンしてしまい、まだまだ上級者に到達するには経験を重ねる必要があることを認識しました。

青物を意識すると真鯛の釣果は落ちてしまいます。昨年と比べると真鯛の釣果は確実にダウンしています。半年間青物狙いを意識したことで全体のバランスが大切だと感じました。

引き続きあるゆる検証をしていきたいと思います。

 

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