海上釣堀のエサはバリエーションが大事
海上釣堀では魚が生簀内に放流されていて、何人もの釣り客が一斉にエサを投入することになる。
そのときどのようなエサを魚が食べるのかは分からない。もちろん経験者は定番のエサを用意して望んでいる。
そのような状況の中で定番のダンゴエサを1種類しか持ってこなかったら初心者の釣果はどうなるか想像できますよね。
エサは種類がたくさんあった方が断然有利。私の場合、最低10種類以上は持って行きます。
時間帯やその日のコンディションで当たりエサが変わるので、必ず釣れるエサはというのはない。
だからこそできるだけ多い種類のエサを持参する方が断然有利なのである。
地域によってエサの種類は変わることも
海上釣堀のエサは地域や釣り堀によって合性がある。
例えば三重県と大阪は近くですが使われてるエサが微妙に変わってくるのだ。
基本的な部分は大体同じだが、その釣り堀の定番エサは下調べはしておいた方が良い。
エサは事前に購入して小分けにすれば無駄にならない
たくさんのエサを袋ごと持っていっても、必ず余ってしまう。
一度にすべてのエサは使いきれないため、エサ代が無駄にならないようにあらかじめ地元の釣具店やネットなどで購入し、必要な分だけタッパなどに入れて持っていくのがおすすめだ。
小分けにすれば経済的だし、冷凍保存すれば鮮度を保つことができる。
今からおすすめのエサを紹介していくが、活きエサ以外はネットでも購入できる。
海上釣堀の定番のエサは団子(練りエサ)
団子エサは種類が豊富にあり非常に迷うが、私の実釣での経験からおすすめのエサを紹介していく。
このなかから2種類、できれば3~4種類あると安心できる。
数ある団子エサの中でも海上釣堀練餌海道のカイザーは必ず持参している。
私が良く行く釣り堀では使っている釣り客がいないのもあるかもしれまないが過去の実績では一番釣果が出ている。
地元の釣具店ではあまり見かけないので、ネットで購入し常時冷凍庫で保管しているくらいだ。
あと、色も重要な釣果の重要な要素で黄色系は必ず一つ持参した方が良い。新商品は必ず試してみると良い。
練餌海道 KAISER<皇帝>カイザー
おすすめ度★★★★★
真鯛★★★★★
青物★★★☆☆
メーカーいわくKINGとQueenを超えるといわれるKAISER。海上釣り堀で有効な素材と言われているバニラエッセンスが含んでいる。とりあえずこれだけは用意しておきたい団子エサだ。
練餌海道 Queen ハードタイプ
おすすめ度★★★★☆
シマアジ★★★☆☆
真鯛★★★★☆
青物★★☆☆☆
現時点で最強のダンゴエサです。喰いはダンゴエサの中でも特におすすめです。ハードタイプはエサ取りが多いときに活躍。
練餌海道KING ソフトタイプ
おすすめ度★★★★☆
真鯛★★★★☆
青物★★☆☆☆
QUEENと同様に非常におすすめです。ソフトタイプでバラけやすいため集魚効果も高く朝一の一投目に是非使ってほしい。
マルキュー マダイイエロー
おすすめ度★★★★★
シマアジ★★★★★
真鯛★★★★☆
青物★☆☆☆☆
アピール力があり他のエサで釣れないときに使うエサの一つ。もちろん一投目に使ってもアリ!我慢できないなら最初に使ってみるのも釣果アップの秘訣。
マルキュー マダイスペシャル
おすすめ度★★★☆☆
真鯛★★★★☆
青物★★★☆☆
メーカーが本気を出した一押しの真鯛専用ダンゴ。さらに青物も釣れる万能エサ。迷ったらマダイスペシャルと言っても良い。
ヒロキュー 本虫ダンゴ鳳玉練磨
おすすめ度★★★☆☆
真鯛★★★☆☆
青物★★☆☆☆
マムシ配合の数少ないダンゴエサ。マムシの匂いがときに爆釣をもたらしてくれることもある。
海上釣堀の主力の生エサ
生エサは団子と同じくらい重要なエサだ。
生エサは最低でも5種類、できれば7種類以上あると安心できる。
私は下記のエサを含めて10種類は持参している。
生エサはスーパーでも購入可能だが釣具店で販売しているものは塩漬けして痛まないように加工されていたり、アミノ酸や色漬けなど工夫されている。
基本的には釣具店で販売されている専用エサにしているが、一部スーパーなどで調達している。
マルキュー くわせオキアミスペシャル(M・L)
おすすめ度★★★★★
真鯛★★★★★
青物★★★☆☆
海上釣堀で何故か使わない人が多いオキアミ。某YouTuberがおすすめしているくらい重要なエサの一つ。マルキューのオキアミが喰いが良い!
マルキュー くわせキビナゴ
おすすめ度★★★★☆
真鯛★★★★☆
青物★★★★☆
いつも良い思いをさせてくれる定番のエサ。喰い気が下がったときに使うと良い思いをすること多い!
冷凍エサ メジカ(ソウダガツオ)
おすすめ度★★★★★
真鯛★★☆☆☆
青物★★★★★
季節や日によってムラはあるが青物には特におすすめ。カツオで何度も爆釣しているが、釣り方に秘訣がある。カツオの攻略は竿頭になるための第一歩。小さくカットすれば真鯛も喰ってくる万能エサ。
冷凍エサ オリジナル イワシ(10匹入)
おすすめ度★★★★☆
真鯛★★★☆☆
青物★★★★★
イワシは青物・真鯛とも喰いが良い。スーパーの新鮮なイワシを通年試したが、釣具店で販売している加工された冷凍イワシの方が実績が良い。爆釣は期待できないが、ここぞというときに活躍してくれる。
練餌海道 タイガーズ愛・海老
おすすめ度★★★★★
真鯛★★★★★
青物★☆☆☆☆
活性が高いときは全て使い切ってしまうほどアタリが多いタイガーズ愛・海老。何度か試してほしいおすすめのエサの一つ。
海上釣堀の活きエサ
活きエサとは生きているエサのことだ。
海上釣堀まで活かしたまま持って行くためエサによっては管理が必要。
初心者は活きエサを使わない方が多いが、シラサエビや活きアジなど、定番のエサは是非試して欲したほうが良い。
最低でも2種類は用意した方が良い。
私の場合は4種類以上は持参する。
活きアジは釣り堀で販売していることが多いが、ない場合もあるので販売しているか確認しよう。
その他の活きエサは釣行直前に購入し、死なせないように注意しよう。
活きエサはネットでの購入は基本不可のため、釣行前に釣具店で購入しよう。
青イソメ
おすすめ度★★★★★
真鯛★★★★★
青物★☆☆☆☆
釣れていないときこそローテーションに加えて欲しい。一度青イソメに反応すれば連発することも多い。
シラサエビ
おすすめ度★★★★★
シマアジ★★★★★
真鯛★★★★★
青物★★★★★
エアーレーションが必要で初心者には難易度が高いが、ベテラン釣り客ほど必ず持参するのがシラサエビ。地域によってはモエビとも言う。1匹掛けや房掛け、誘いなどの工夫すれば釣果を上げることができる。
ウタセエビ
おすすめ度★★★★★
真鯛★★★★★
青物★★★☆☆☆
ウタセエビとダンゴエサしか持参しないのにいつも爆釣している上級者がいる。活きエビ効果はそれだけ期待できるので、シラサエビかウタセエビのどちらかあると安心する。ウタセエビは一つテンヤよ呼ばれる真鯛釣りにも使われるエサでかなり期待できる。さらに青物まで狙える万能エサである。
ボケ
おすすめ度★★★★☆
真鯛★★★★★
青物★★★☆☆
時期によって入手できないこともあるが朝一の第一投で喰ってくることが多く実績が高い。シマアジ・青物にも反応が良くおすすめである。
マムシ
おすすめ度★★★☆☆
真鯛★★★☆☆
青物★★★☆☆
コンディションによってムラがあるがどんな魚種でも喰ってくる。値が張るためここぞというときに試して欲しい。時には良い思いをさせてくれる。
ザリガニ
おすすめ度★★★☆☆
真鯛★★★☆☆
青物★☆☆☆☆
お値打ちです!ボケが入手困難なときに持参するが想像以上に反応してくれることがある。イメージ以上のコストパフォーマンスを発揮してくれる。
海上釣堀ではただ釣れるのをじっくり待っているのでは釣果は伸ばすことはできない。
エサのローテーションは5分以内に行うことがポイント。
特に釣れない時間帯は2~3分置きにエサのローテーションを行い当たりエサを見つけよう。
それでも釣れない場合はタナを変えて同じようにエサのローテーション繰り返し釣れるタナを探すと良い。
アタリがない時は黙って待つより手を変え品を変えること。
エサの付け方やアクションを加えることも重要だ。
ここではエサの紹介のみですがエサの付け方、加工の仕方、アクションについても具体的に今後説明していく。
まとめ
エサの種類はできるだけ多い方が良い。
一度に全て使い切ることはできないので小分けにすると経済的。
団子エサは3種類以上、生エサは5種類以上、活きエサは2種類以上を最低でも持参し、余裕があればもう少しあったほうが安心できる。
エサのローテーションをこまめにして当たりエサを見つけることが大切。
時間帯によって当たりエサが変わることを忘れてはなりません。
ほとんど知られていない真実
私は今まで天然青物をクーラー5,000L分は捌いてきた。
胃の中を見ると自然界ではどんなエサを食べているかよく分かる。
天然の魚は好きなエサを自由に食べていて、その胃袋に入っているある好物を海上釣堀でエサとして使かっている釣り客はあまりいない。
そのようなある好物を知っていれば釣果アップへの道は確実に広がる。
えーー!そんなエサあるの?何て思うかもしれませんが実際にあるんです(笑)。