海上釣堀で大漁だった日は、本当に嬉しいもの。家族への顔向けができるし、ご近所へのお裾分けを考えながらワクワクして帰宅できる。
オフショアジギングを始めた当初は、疲れを気にせずに100Kg以上もの大量の魚を捌いたものだ。今はと言うと、釣り上げた魚の量に応じて体力を計算し、自分で捌ける量と魚が捌ける人へのお裾分けを考えながら帰宅したりしている。
何年も魚を捌いていると、素早く捌く方法や長期保存の仕方などを研究していく方も多いのではないだろうか。
過去に保存方法などの記事を書いたが、今回は海上釣堀でもっとも釣れる魚種の真鯛を、簡単に下処理する方法と、より長期保管できる方法を記事にしたいと思う。
真鯛のウロコ取りを一瞬で終わらせる方法
一般的なウロコ取りや、ペットボトルのキャップなどを使用されている方もいると思う。余裕があれば市販されている下記の様な専用ウロコ取りが無難で良い。
私はと言うと、スプーンを使ってウロコ取りをしている。いろいろ試した結果、この方法が手軽で手早くシックリくる。
スプーンで簡単に真鯛のウロコを取る方法
見て頂くと分かるが、片面15秒あれば簡単にウロコ取りができる。この方法だと、大漁だった時も時間をかけずに魚の処理があっという間にできる。ウロコがほとんど飛び散らない方法だ。一度試してみて欲しい。
真鯛を長期保存するための方法
ウロコ・エラ・内臓・血合いを除去した後、保管する方法は以前の記事『海上釣堀で釣った魚をより美味しくいただくための処理と保存方法』で書いたが、長期保存するには血合いの除去は非常に大切であるため、除去方法を書きたいと思う。
この画像は血合いを除去する前の状態。このまま冷蔵庫に保管すると鮮度がダウンしてしまう。
下記の画像にあるブラシを使えば簡単に除去できる。
ブラシの先端が金属で出来ており、丁寧に何度も真鯛の背骨を擦っていけば徐々に血合いを取り除くとができる。
ブラシはダイソーで購入したもの。画像のようにキレイになるまで丁寧に血合いを取り除こう。
血合いを取り除くと鮮度をキープできる
以前は、真鯛の血合いを面倒で取り除かなかったが、やはり取り除いた方が断然鮮度がキープできる。
料理人の熟成保存方法を見ると、やはり血抜きと内臓・エラ・血合いの除去をしている。このひと手間で鮮度に差が出るため、血合いの除去は丁寧に行おう。
ちなみにトップ画像の切り身は、釣り上げてから8日目の真鯛。処理を丁寧にすれば8日経過しても刺身で食べることができる。
1週間寝かせた後の熟成真鯛の刺身を楽しむために、是非チャレンジしてみて欲しい。