海上釣り堀では仕掛け作りが大切である。その中でもウキ止めは非常に重要なアイテムだ。
海上釣り堀ではウキ止めがズレてしまうトラブルがある。そこで以前、ズレないウキ止めについて記事にした。
今回はズレ対策を強化するため『ウキ止めを2つ付けるメリット』について記事にしたいと思う。
一般的にウキ止めを2か所付ける理由は、1か所はウキを止めるため。もう1か所は底に合わせて海面すれすれにウキ止めを付けることで、底からどれくらいの棚にハリがあるのか把握するため。
私の場合、ウキ止めを2か所付ける理由が違う。そもそも、底を確認するためにウキ止めをもう1か所付けてもネット際と中央では水深が変わってくることが多い。そのため、底を把握しても無意味なものになってしまう。
ウキ止めを2か所付ける理由とメリット
青物が掛かったり、何らかの要因で稀にウキ止めがズレてしまう。ウキ止めを2か所付けることによってトラブルを回避することができる。
1か所はもちろんウキを止めるために付けるのだが、もう1つはメインのウキ止めがズレていないか確認するためにサブのウキ止めを付ける。
付ける位置はメインのウキ止めの15センチ上に付ける。もしウキ止めがズレた場合、サブのウキ止めにメインのウキ止めが『寄ったり離れたり』することでズレたことがすぐに分かる。
また、メインのウキ止めが緩んだり、ウキ止めの位置変更する際に外れてしまった場合に、サブのウキ止めがメインのウキ止めにバトンタッチすることができる。
サブをメインにすれば、放流時や時合のときなどウキ止めを付け直す手間が省ける。
棚を変更する場合
棚を変える時は2か所とも並行してウキ止めの位置を変える必要がある。
2か所のウキ止めを移動させるのは手間だが、棚が合っていないまま長時間釣りをしてしまうリスクを考えれば、数秒のロスタイムは気にならない。
ウキ止めは2色用意しよう
メイン・サブのウキ止めは、下記のようにそれぞれ色を変えた方が分かりやすい。
ウキ止めを2か所付ける必要性
2か所ウキ止めを何故付けるようになったかは、朝イチに青物を釣り上げたあとにウキ止めが大きくズレてしまい、棚がズレたまま気付かずに釣りを続けた結果、せっかくの時合いを逃してしまったことがあるからだ。
海上釣り堀の時合いは一瞬。その一瞬の時合いを逃さないためにも小さなことだが、できることを見つけて実践することが大切。
失敗を繰り返さないこと、そしてその失敗の対策を練ることが重要。日々改善ですね。
まとめ
この様なちょっとしたひと手間が一日の釣果に影響してくる。小さなことの積み重ねが数を伸ばす秘訣である。釣果アップの秘訣はどこにあるのか検証してみよう。ズレないウキ止めを2か所付けて、より万全に海上釣り堀を楽しもう。