海上釣り掘で基本となるのはウキ釣り仕掛けである。
上級者になってくるとミャク釣りをするアングラーも多いが、やはりウキ釣りはウキ釣りの楽しさがある。
ウキ釣りは遠投できるメリットやウキが沈む瞬間がたまらないなど、ウキ釣りならではの良さがある。
基本的な仕掛けはネットを検索すればどこにでも載っているが、私の過去の経験から『バラシの確立を減らす』ことを意識してウキ仕掛けづくりしている。
青物狙い・真鯛狙い、どちらでも安心して対応できるように仕掛けづくりを解説していきたい。
海上釣り堀の基本的な仕掛け
出典:https://www.fukujyumaru.com/tackle.html
上記は一般的な海上釣り堀の仕掛けである。
仕掛けはできるだけ不要なものをはぶいた方がトラブル防止に繋がったり、仕掛けづくりが早くなるなどのメリットがある。
私の紹介する海上釣り堀の仕掛けは、上記の仕掛けからシモリ玉とからまん棒をはぶいた仕掛けづくりをしている。
上からウキ止め、ウキ+ウキペット、オモリ付きクッションゴム、ハリス+ハリの順だ。
新商品を取り入れることで不要なものをはぶいている。
順に解説していくので参考にして欲しい。
ミチイト
ミチイトの素材はPEまたはナイロンがおすすめ。
私はウキ釣りではPEを使用しているが、それは他の釣りと両立しているためPEの方が都合が良いからだけ。
もしそれが無ければナイロンにしているかもしれない。
それぞれメリット・デメリットがある。
簡単に言えば、PEは強度があるがライントラブルがあると対処するのに時間が掛かり中級者以上向け。
ナイロンはクッション性があるためバラシにくくなり、ライントラブルが少ないため初心者向けになる。
PEなら2.5~3号、ナイロンなら号6くらいが良い。
PE3号なら船釣りで10キロのブリを掛けても切れたことがないくらい強度がある。
PEを選択するなら4つ編みではなく、上記のx8と記載してある8つ編みが強度が高くおすすめ。
ウキ止め
ウキ止めは最も重要なアイテムの一つだ。
ミチイトがナイロンでもPEでも『PE専用ウキ止め』がおすすめ。
PE専用のウキ止めは抵抗が強く、ウキ止めがミチイトからズレにくい。
生エサ用・活きエサ用のウキについて
生エサ用ウキ
2018年から利用しているがアタリが分かり易くコンパクトでおすすめ。
口コミでも高評価の一品!
【管理人は3号を愛用してます】ウキは仕掛けにそのまま付けるのではなく、シモリペットを仕掛けに通しシモリペットのフックをウキに着けるのが基本だ。
活きエサ用ウキ(青物用)
青物狙いで活きアジやウグイなどの活きエサを使う場合、浮力のあるウキを選ぼう。
ハリスの中央にゴム張りオモリを付けることをおすすめする。
オモリを考慮するとウキは10号あたりがおすすめ。
ウキペット
ウキペットとシモリ玉の機能2つを合わせたウキペットだ。
これ一つでシモリ玉が不要となる。
オモリ付きクッションゴム
ヤマシタ海上釣堀クッション2.5mm(長さ20cm オモリ1.5号 ~ 3号)
クッションゴムは魚の強い引きを吸収するためで、仕掛けやタックルに負荷を軽減しバラシを少なくするできる。
注意して欲しいのがクッションゴムは徐々に劣化していくので、釣行5~6回ほどで交換しよう。
せっかくの大物が掛かってもクッションが切れてしってバラシてしまった。。何て後悔だけはして欲しくない。
オモリはウキの号数から0.5号引いたものを選ぼう。
例えば、ウキに3号にした場合はオモリは2.5号が良い。
もしウキ3号・オモリ3号の仕掛けをセットし、さらにエサを付けるとウキが完全に沈んでしまうことがある。
ウキの種類やオモリによって多少違いがあるが、ウキとオモリを同号数にすると調整が難しく釣りにならないことがある。
ウキの号数から0.5号引いたオモリを付け、ガン玉やヨリモドシを大きくするなどし浮力の調節をする方が無難である。
よって、ウキの号数から0.5号引いたオモリがベスト。
活きアジ・イワシなどを付ける場合はオモリの号数から2~3号プラスしたウキを付けて調整しよう。
ハリス+ハリ(完成セット)
ハリス5号・ハリ12号がおすすめ。
このサイズだと真鯛・青物どちらでも対応可能だ。
ブリサイズが放流されている時期は、ハリスは6~7号あたりにした方が良い。
仕掛けづくりに慣れてきたら、ハリスとハリは別々で購入して自信で結ぶ方が経済的だ。
その際はハリス5号・ハリ12号をベースに仕掛けづくりをしよう。
仕掛けの結び方はすべてダブルユニノット
私はハリや仕掛けはすべてダブルユニノット結びをしている。
この結び方は簡単で正確に結べば結び目から切れることはまずない。
ダブルユニノットは2回仕掛けにラインを通すことで強度が上がるところが良い。
注意点は2回通したライン同士が重ならないようにすること。
もし、重なっていると強度が逆に下がってしまうので気を付けよう。
シングルユニノットでも十分強度がでるので、慣れていない方はシングルユニノットにしよう。
欠かかしてはならないタナ取りオモリ
一刻も早く釣りはじめたい気持ちを抑えて、このタナ取り作業を必ず丁寧に実施しよう。
最初は底から50センチ上げたところでセットし魚のいるタナを探ろう。
海上釣り堀で用意されているレンタルタックルは、釣り場の水深に合わせ、あらかじめタナ取りまで済ませたものを貸し出している場合も多いが、レンタルでも調整は必要なのでタナ取りオモリは持っていこう。
まとめ
仕掛けはバラシを軽減することを軸に丁寧に作ることが大切だ。
仕掛けはダブルユニノットで結び、強度を高めよう。
また、消耗品は定期的に交換し、バラシのリスクを減らすようにしよう。
タナ合わせは釣果を左右する重要なことなので、定期的にタナ取りでアタリ棚を探そう。