海上釣り堀の基礎知識
海上釣堀とは簡単に言えば海の釣り堀です。
海の上に浮かぶ筏の上に乗り、その筏のイケス内に高級魚を放流したうえで釣りができるようにした施設のこと。
管理釣り場と呼ばれることもある。
海上釣り堀で釣れる魚種
一般的に釣り堀というと鯉やヘラブナなどを釣る管理釣り場をイメージしますが、海上釣堀は魚種が違います。
エリアや海上釣堀にもよりますが、一般的には真鯛・青物(ブリ・カンパチ・ヒラマサ)・シマアジ・イサキ・石鯛・ヒラメ・クエなどになります。
基本的にすべて持ち帰り可能です。
予約方法は
予約方法は電話、ホームページ、メール、FAXなどで事前予約が必要。
予約なしで受け付けてくれる釣り堀もあるが基本的には事前予約がいる。
人気の海上釣り堀はすぐに予約が埋まるため前もって予約をしよう。
電話予約をする場合、時間帯も意識したい。店舗によって作業しながら受付しているため繋がらないこともある。
予約方法は各海上釣り堀のホームページに記載してあるので確認しよう。
人数と貸し切り
1人から団体まで受け付けてくれます。ある程度の人数が集まれば貸し切りも可能。
貸し切りができるなら仲間同士で楽しめますし、通常竿一本までのところ二本出せる店舗もあります。
また、貸し切りなら仲間同士なので安心して釣りができます。
料金と受付
一般的な料金は下記の通りです。地域やプランによって差があります。
時間は早朝から昼過ぎまでがほとんどですがショートコースや半日コースなどのプランを設定している釣堀もあります。
お試しなら短時間でも十分楽しめますが満足した釣果を得たいなら1日コースがおすすめ。
大人一人12,000円
女性・子供8,000~12,000円
受付は事務所がオープンしてから順番に行われる。釣り座は抽選や予約順が基本です。
受付時間に行くと他の釣り客が並んでいるが開始時間は同じなので焦らずゆっくりでも大丈夫。
釣り座は釣果を左右する重要なポイントなので初めて行く釣堀は事前にネットで調べておくと良い。
レンタルロッドを借りる場合は受付の際に申し出て下さい。
交換用の仕掛けはスタッフが常駐しているならその場で交換してくれるため問題ないが、常駐していない場合はスタッフへ確認しよう。
エサは販売していない釣り堀もあるので最低限地元の釣具店で調達した方が無難です。
釣り場までは
実際に釣りをする筏までは陸続きか、渡船と言われる船で渡るかのどちらか。
陸続きの場合は釣り場と陸の行き来が容易で早上がりが簡単にできます。
また車に戻れるメリットもあります。
渡船は出船時間があるので時間厳守です。
遅れないように行動しましょう。
マナーとルール
海上釣り堀での基本的な共通ルールをいくつか述べてみます。
釣竿は一人一本です。複数の竿の持ち込みは可能ですが竿を出すのは一本までとなります。
仕掛けは一本針でサビキやトリプルフックなどは禁止です。
また撒き餌・ルアーなども禁止です。
竿の長さは4~5mまでの制限があります。
竿が長すぎると他の釣り客のエリアに侵入してしまうため注意してください。
ルールとして設けていない釣り堀もありますがマナーとして覚えておきたい。
青物がヒットした場合は『青でーす』と大きな声でまわりに伝えてください。
この掛け声があったらすぐに竿を上げましょう。
少しでも竿を出していたいところですが、他の釣り客と仕掛けがおまつりして最悪はバラしてしまうことに。
最低限のルールは各海上釣り堀のホームページなどで確認しておきたい。
終了時間が来たら
スタッフが常駐している場合は終了のアナウンスをしてくれます。
渡船だとスタッフが常駐していないことが多いので、終了時間が近づいたら撤収の準備をして、帰りの船にすぐに乗れるようにしておかなければなりません。
最後はスタッフが魚を全て活け〆してくれます。
クーラーボックスがなければ発泡スチロールが用意されているので購入すればOK。
最低限持っていくもの
海上釣り堀に初めて行くなら下記のものを持参しましょう。
タナトリ、針はずし(プライヤー)、はさみ、エサ、タオル、飲みもの。その他はレンタルが可能です。
タナトリは魚のポイントを探るための必須アイテムです。これがなければ根がかりしたり釣れているタナを把握できません。
また、タオルも必需品です。暴れる魚をタオルで押さえればハリ外しが簡単にできて便利です。
素手で魚をスカリに入れるようとすると、滑ってイケスに再度放流してしまう・・・何て失敗を防げます。
(過去の釣り大会ではそれがなければ優勝できていました。反省ですね。)
まとめ
細かいルールは海上釣り堀によって違うので初心者の方はホームページで分かりやすく記載されているようなところを選ぶといいです。
特にスタッフが常駐しているところなら釣り方やタナまで指導してもらえるので安心できます。